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概要

news_no.100

(2)第100号 一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース 2020年(令和2年)1月1日一般社団法人 全国病児保育協議会 副会長  杉野 茂人 平成3年に結成された全国病児保育協議会も令和へ、そして平成5年4月15日から発刊されてきた協議会ニュースも令和2年1月1日に100号を迎えられるとのこと大変おめでとうござい100号の重みとこれからの100号のために協議会ニュース100号によせて杉野クリニック みるく病児保育センター委員長  藤本  保広報委員会 全国病児保育協議会の発足は平成3年(1991年)9月。全国から集まったのは14の施設でした。数は少なくてもその施設形態はさまざまで、それぞれが皆、手さぐりで病児保育のあり方を模索していた頃のことです。協議会初代会長・保坂智子先生は会員施設に向けて情報発信を開始しました。 B 5サイズの白い用紙で2?3ページ。今の研究大会の前身である研修会や施設長研修会の報告、厚生労働省(その頃は厚生省)へ訪問し担当課長と熱い意見交換を行ったことの報告など、 協議会に集まった施設がバラバラになってしまわないように、「病児保育」を見失わないように、全国に同じように奮闘している同志がいることを伝え情報を共有し、組織として国や自治体に働きかけを行って「病児保育」を名実ともにたしかなものにするためにと発信された「会長メール」が、「協議会ニュース」の礎です。 現在、協議会ニュースは年に5回発行しています。6月に年度第1号としてその年の研究大会を紹介する研究大会直前号、10月には研究大会の座長報告から成る年度第2号の研究大会特集号、12月の年度第3号は各ブロックの研修会報告・施設紹介、機会により厚労省訪問報告、1月は会長や各委員会委員長の抱負を告げる年度第4号の新年号、そして3月の年度第5号は次回研究大会の案内号。これがほぼ定番の企画です。会員の皆様からのご投稿もお待ちしているのですが、どうしても協議会側からの情報発信が主になります。そんな中、今回100号発行を記念して「病児保育の未来を拓く!」をテーマに呼びかけたところ、思いのほか多くのご寄稿をいただきました。さまざまな立場の方がそれぞれの視点から病児保育へのご意見を述べられ、とても興味深い内容です。 時は流れ、全国病児保育協議会は一般社団法人となり、700を優に超える施設と90名近い個人会員が加盟する大きな組織に成長しました。病児保育とはどんなもので、誰のために何を為すのか、定義は浸透していると実感する一方で、微妙なズレを意識せざるを得ない場面にも遭遇します。志を同じくするものが互いに互いを認め合い、情報や知恵を提供し合って病児保育の質を高める。協議会が土台となって皆様を支えますよと、「会長メール」の時代から伝えたい思いは変わりません。「協議会ニュース」は協議会と会員の皆様を、また会員の皆様同士をつなぐお手紙であり続けます。大分こども病院 キッズケアルーム協議会ニュース 第1号