ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

news_no.101

2020年(令和2年)4月1日 一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース 第101号(5) 令和元年10月6日に第10回千葉県支部研修会が行われました。これまで本会は千葉市の施設にて運営されて来ましたが、初めて当市にて開催しました。当院にとっては初の大役であり、スタッフ一同、緊張の中で準備を進めました。また、当市ではこれまで市内5施設間の交流がありませんでしたが、この機にご参集・ご協力頂き、これをきっかけとして船橋市病児病後児保育連絡協議会を立ち上げることができました。 今回は、前半のテーマを「子育て支援としての病児保育のあり方を再考する」としました。厚生労働省子ども家庭局保育課より行政説明を頂き、子どもを巡る様々な課題について再認識しました。また、一般演題では、送迎サービスの運営状況に関し発表がありました。昨今、ますます忙しくなる保護者を目の当たりにし、私たちは理想とする子育てとの間に葛藤を抱えながら、病児保育に向き合っています。演題のまとめでは、送迎サービスは大人の都合で気軽に利用するものではなく、子どもを守るセーフティネット(最終的手段)だと強調されました。子どもにとって病児保育はどうあるべきかを考えて行くことが、結果的に子育てのし易さへの支援となるのではないかと思います。このテーマについては、来年も引き続き皆様と考えて行きたいと考えています。第10回 千葉県支部研修会を終えて 後半では、災害対策をテーマにしました。本県は台風15号に見舞われた後であり、グループミーティングでは充実したディスカッションが行われました。特に、停電・断水への対策、浸水時等の避難経路の確認などは喫緊の課題と考えました。ベッドタウンを多く抱える本県では、保護者が帰宅困難となったときの対策も不可欠です。また、病児保育特有の問題として、薬を数日分或いはお薬手帳を預かり、災害下でも投薬を続けられるよう配慮すべきだと言う意見も挙がりました。各施設が安心して保育に取り組めるよう、協議会や行政の助言・指導をご検討頂きたいと思います。村社 歩美病児保育室「トレポンテ」 令和元年9月8日(日)大分岡病院地域医療研修センターにて、①研修②実践・活動報告③ワー第7回 全国病児保育協議会 大分県支部研修会報告クショップ④交流会のプログラムのもと開催されました。 ①日本赤十字社の講師の方より、乳幼児の心肺蘇生法について実践を交えた研修をしていただきました。参加者の中には、これまでAEDに触れたことが無い方もおり、参加者同士教え合い、確認し合いながら適切な救命処置を学ぶことができました。 ②実践報告「診察時における不安・苦痛の軽減を目的としたプレパレーションの取り組み」(佐藤真砂子・大分こども病院)、活動報告「病児保育で火災が発生した場合の講習会を実施して」(西村あづさ・同病院)のご発表がありました。実際のプレパレーショ