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概要

news_no.105

2021年(令和3年)1月1日 一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース 第105号(11) 昨年は新型コロナウイルス流行の影響から、保育園は登園自粛要請や休園の措置を取るところもありました。地域差はあれ、全国の保育所や病児病後児保育室で勤務される皆さんは、園児や保護者の感染リスクを下げる為に、毎日の消毒や保育の見直し、保護者の協力を仰ぎ、預かりや行事の在り方なども変更しながら、細心の注意を払って保育をしていることだと思います。保育は“子どもの命を預かる仕事”と言いますが、コロナ禍においては日々実感しながら、緊張感をもって勤務されているのではないでしょうか。 そんな中にあって、保育所に併設される病児病後児保育室も、受け入れ基準を自治体と相談したり、施設内で検討したりして工夫をしながら開所しているかと思いますが、どこの施設でも利用者が減少していると聞きます。手洗いうがい、消毒の徹底により体調を崩すお子さんが減っているという面もあるようですが、少しでも安全に、安心して預けていただけるように、更なる工夫やインフォメーションが必要な時期に来ているのかもしれません。 全国大会の保育園型委員会セミナーでは、グループディスカッションの機会をもつことで情報の共有や他の施設と繋がりを持つ機会にしてきました。今の状況こそ、情報交換を期待したいところと思いますが、実際に顔を合わせることは難しい時期です。今回の保育園型セミナーは保育所併設型の病児病後児保育室の始まりをWEB配信で振り返ります。コロナ禍で不安を感じる今だからこそ、原点を振り返り、揺るぎない想いで子育ての支援をしていきましょう。保育園型委員会委員長  西倉 美奈洋光台中央福澤保育センター 病後児保育室ひまわり『これからの保育を考えるために』においても適切な行動がとれるはずです。その上で、危機管理に関する知識やトレーニングを積むことで、危機に強い保育者と施設が育っていき、危機を乗り越える時にはより良い保育者と施設として成長できると期待できます。 現在委員会では、「病児保育室の事故防止ガイドライン」の改訂作業を行っています。その中に、新たに危機管理の項目を章立てして鋭意作成中です。危機を乗り越えられる施設の体制作りに役立てて頂ければ幸いです。