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概要

news_no.105

(4)第105号 一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース 2021年(令和3年)1月1日 2019年秋に中国武漢で発生したとされる新型コロナウイルスは、翌年1月中旬には日本国内に入り込み、武漢渡航歴がある発症者を中心に散発的に感染が確認されました。2月に新型コロナウイルス委員長荒井 宏治あらいこどもクリニック 病児保育室「きりん」調査研究委員会新型コロナで見えつつあることコロナ禍を、みんなで団結して乗り越えよう各種委員会の抱負 昨年は新型コロナ一色でした。病児保育は窮状にさらされ、多くの会員の皆様が苦慮されたことと思います。感染症対策委員会では、大川会長の指導のもと、流行初期よりアンケート調査を行い状況把握に努めました。11月を締め切りに、黒木委員を中心に実施した中間総括的アンケートの結果は、1月に延期されて実施される第30回記念大会で報告されます。 私たちは、2009年に発生した新型インフルエンザ(A/H1N1pdm)で、パンデミックの疑似体験をしました。その印象が残っていたのか、学校閉鎖で始まった緊急事態宣言により、インフルエンザとは異なる流行様式をとる新型コロナでありながら、子どもたちには多くの負担が強いられました。その後、日本小児科学会、各種感染症関連学会から、小児における新型コロナ感染症の特殊性があきらかにされています。世界では、第2波3波と流行が広がり市民に強い行動制限を求める中でも、学校は閉鎖しないことで労働環境を維持する国々もでてきました。病児保育にも、新型コロナ流行下での果たす役割が求められると思われます。 感染症の激減により、外来小児科の構造改革が加速されることが予想されます。地域での子どもたちの発育によりそう、「コミュニティ小児科学」など、小児医療の変革に即して、病児保育のあり方を模索する協議会の一助になれるよう、感染症対策委員会としての活動を進めてゆきたいと考えています。感染症対策委員会委員長  佐藤  勇よいこの小児科さとう 病児保育室「よいこのもり」