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概要

news_no.97

2019年(平成31年)4月1日 一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース 第97号(3) 平成30年11月24日土曜日に、社会医療法人 真美会中野こども病院新館2階、研修ホールで第12回大阪支部総会・関西地区合同研修会を開催しました。参加者は支部総会に52人、合同研修会に70人でした。研修会参加者の府県別では、大阪66人、兵庫2人、京都1人、岐阜1人、職種別では医師5人、看護師14人、保育士49人、園長2人でした。研修会内容に興味を持たれた方が多く、多数の参加希望をいただきました。 川崎こどもクリニック 病児保育室リトルスター 全国病児保育協議会 感染対策委員会委員 川崎康寛先生が厚生労働省2018年改訂版の保育所における感染症対策ガイドラインに基づいて1時間の講演と20分のQ&Aを行っていただき、その間にスクリーンでは手洗いの歌が軽やかに流れて、大人も子どもも楽しく手洗いができ、保育所でも取り上げたい声が上がりました。 感染では ①感染症に関する基本的事項 ②感染症の予防 ③感染症の疑い時・発生時の対応などに基づいてお話しされました。大阪支部会研修会報告第4回静岡県支部(研修・交流)会報告 平成30年2月17日土曜日午後に、ザザ・シティ中央館5階浜松こども館ギャラリー2において第4回静岡県支部会を行いました。計40名の参加でした。 プログラムは ①施設・自己紹介、②グループワーク「ワールドカフェ~気になる子、気になる親、どうしてる?」、③講演「小児のよくある感染症と保育のポイント」担当:北西史直、「こどもの皮疹の見分け方」担当:櫻町俊二先生、④意見交換・質疑応答でした。① 昨年度と比べ浜松地域の病児保育室から多くの参加者があり、大幅増になりました。② グループワークは7つのテーブルを作り、5 ~ 6人のグループで、ワールドカフェスタイルで行いました。  「解熱後など強引に通常保育に連れて行ってしまう」、「(弁当制の施設)お弁当の内容が不適切な場合がある」、「無断キャンセル、お迎えの遅刻が困る」、「登録時の書式を工夫している」、「けいれんの多い児など大事な情報を伝えてもらっていない」、「発達障害の子は事前に教えてほしい」、「就労していない親への対応」「乳児は1対1になる」、「利用の少ない児の対応は親と話す時間なく難しい」、「発達障害かなと思う児がいる」、「保護者の受けこたえでおやっと思うことがある」、「保育園、祖父母任せの親がいる、仕事が忙しいのはわかるが」、「同室の子などの病気を過剰に心配する親がいる」、「心配しすぎる親と、その逆の親」、「慣れすぎる(長くなる)とわがままになる児」、「落ち着きのない児、走り回る児」、「障害のある児の対応、どこまで受け入れるか含め」などの発言がみられました。③ 医師によるミニレクチャを行いました。子どもの感染症全般と発疹への対応など、日々よく接する病気の講演でした。④ ミニレクチャ終了後、時間はありませんでしたが、意見交換・質疑応答を行いました。  毎年登録の更新を行うのか、小児医療機関との関係、診断書の意味(どこまで尊重するかなど)、看護師・保育士の役割など運営にかかわる様々な疑問が投げかけられました。  浜松駅からアクセスの良い場所で開催でき、昨年より多くの参加者が集まりました。引き続き少なくとも年に1回は県単位の開催を続け、静岡県の病児保育の発展につなげていきたいと思っております。全国病児保育協議会静岡県支部長 北 西 史 直病児保育室おんぷ全国病児保育協議会 大阪支部定例会委員 三原由美子協仁会小松病院 病児保育所つくし 終了後のアンケートでは、「顕性感染」「不顕性感染」という言葉を知ることができたり、感染の種類や消毒方法などが勉強になった、感染予防には手洗い・うがい・マスク着用・予防接種・玩具や施設の消毒が重要、改めて理解を深めることができました。感染症対策ガイドラインを見ながらでの川崎先生のお話がすごくわかりやすかったです。これから保育に活かしていきたいなどと好評な勉強会でした。