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概要

news_no.98

2019年(令和元年)6月1日 第98号(1) 2019年( 令和元年)6月1日第98号〒160-8306東京都新宿区西新宿5-25-11-2F ㈱日本小児医事出版社内一般社団法人 全国病児保育協議会ホームページ http://www.byoujihoiku.net/ FAX.03-5388-5193一般社団法人 全国病児保育協議会事務局 一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース大 川 洋 二(大川こども&内科クリニック)第29 回全国病児保育研究大会in いわて 会頭 山口 淑子医療法人 山口クリニック 病児保育室「キッズケアルーム風船」ようこそ!北の大地岩手へ~皆様をお待ちしております~ 例年にない寒い毎日だった岩手県も、4月下旬になってやっと春らしい季節となりました。盛岡の名所石割桜も今日は満開です。秀峰岩手山の雪どけはまだまだですが、これからの岩手は少しずつ緑のきれいな季節となっていきます。ユーミンこと松任谷由美の「緑の街に舞い降りて」、飛行機が花巻空港を降りて行く時、盛岡散策での川面の様子をうたっていますが、飛行機でいらっしゃる方、新幹線でいらっしゃる方、そして高速道路からみる岩手の風景、それぞれに初夏を楽しまれると思います。もちろん全国的には真夏です。しかし岩手は初夏?を感じると思います。熱い暑い南に比べ、少し涼しいと思います。楽しみにしてください。 協議会ニュース第97号で第29回全国病児保育研究大会inいわての小野寺けい子実行委員長が会の内容をお話しくださいました。今回は「私と病児保育」についてお話します。 私は昭和53年4月結婚を契機に岩手に住み始めました。そして20年間小児慢性疾患の診療にあたりました。入院を要する慢性疾患児の減少もあり、平成10年4月1日退職し岩手県滝沢村(当時は日本一人口の多い村でした)の貸しビルで小児科医院を開業しました。うるさかったのでしょうか、他の借り人が出ていき空き部屋ができてしまったのです。その使い道を考えていた時に、滝沢村役場から「病児保育をやってくれないか?」とのお話があり、それでは…ということで平成14年5月病児保育室キッズケアルーム風船をたちあげました。順調に利用児は増えていますが、今は少子化に向かっています。東北地方は確実に人口減少していっております。また平成11年3月の東日本大震災大津波という災害に遭遇しました。福島では転居なさった家族も多くお帰りにならないと聞きます。そして子育て環境も変わってきています。働くお母さんが多くなっています。同居している家族も減っています。これまで代わって子育ての応援をしていたおばあさんも働いています。待機児童問題が叫ばれ保育施設の整備が進み、幼児期からの集団生活による子どもたちの感染症の蔓延、また愛着の問題等、これからの病児保育事業は…と考えてしまいます。 ということで今回のテーマを少子化時代の病児保育~様変わりする子育て環境~としました。多くの方とお話しいただければと思います。教育講演では岩手でご活躍中の方々に実践の病児保育でお役にたつ学習を、シンポジウムではこれからの病児保育、子育て支援、ワークショップでは参加者皆さんとお話し合いください、ご意見ください、またこどもとの遊びを実際にやってみようコーナー、も設けました。救急救命コーナー、エピペンコーナー、そして一般演題発表では実際かかわっている方々の発表そしてディスカッションです。今回は例年行われているランチョンセミナーは取り入れませんでした。昼食時間には私の友人、新日フィルのビオラ奏者と奥さまの音楽を楽しんでください。お弁当は何にしようか考えています。私は皆さんに福田パン等をご用意したいと思っているのですが…。さて会員懇親会ですが、小岩井牧場を計画したのですが、雨天時の心配もありホテルでの開催となってしまいました。小岩井自慢のソフトクリームをなめながら歓談することを考えたのですが、残念です。地産地消の食材での御馳走、そしてママさん達のブラスバンドグループの演奏、その他、楽しい催しを考えております。乞うご期待です。 その後は川面で涼んでください。寒いかもしれません。それでは多くの皆様のお越しを北東北病児保育室の方々と首を長―くしてお待ちしています。